散らし書きへ。

三回

 

|ちゃん

欲しい

 

 

 男性の切腹マニアの方から、何回かお便りを頂戴したことがあります。数回文通した後に突然、「これから切腹します」とお知らせ下さった方もいて、真に受けて慌てたこともありました(悪戯はお慎みになって下さい)。それから、ご自分でお腹を傷つけている写真を送って下さった方もおられましたが、生憎男性の切腹姿には萌えませんので、今後はご遠慮したく思っています。

 その中に、「深く、小腸が出るほどの割腹を遂げた後で、その鮮血と腸の海に精液を叩きつけて果てたい」という夢を語ってくれた人がいらっしゃいました。男性同性愛の切腹愛好者の方々のBBSをそっと覗いたりしていると、このような性癖を持つ男性は、やはり切腹に際して性的興奮をその肉体で示されるようですね。三島由紀夫が下帯をあのように腰高に締めて、いよいよという時に大きく押し下げ、前にゆるみを持たせたのはそのためだったのかなあ……、なんて得心したりしました。

 「散らし書き」の第一回で書いたように、身体の外に溢れ出た内臓に自らの種を撒くような切腹は、言うまでもなく生殖行動の模倣という意味を持つでしょうし、そして、神にしか許されない自己生殖を行うといった意味でも、切腹の持つ「生殖の『祭』」としての性格を端的に現しているように思います。多くの祭で、男性が女装して(両性具有は神の属性の一つでもあります)稲を植えたりする風習が今でも残っているようですが、それらも、そんな古の祭祀の名残なのかも知れませんね。

 ですから、男性になりたいなんて思ったことはありませんけれど、「上記のような意味で」、ぴーちゃんだけはうらやましいと思ったりはします(笑)。もちろん、この身体に切腹への心の熱さを具体的に示してくれる器官があったら……なんて願っているのは秘密です(恥)。鏡の中の自分に向けて勇ましくいきり立つそんな器官が備わっていたとしたら……という想像は、やっぱりちょっと刺激的(爆)。それに、もし一日中大きくなっていたりしたら……なんて空想すると、何か誇らしい気持ちになったり(馬鹿)。

 でも、実際にはそんな男性の愛好者の方々は、ぴーちゃんを制御できていみたいですね。かなり前、そのような人たちが集うBBSで、「最後まで勃●が継続していたら、きっと立派に割腹できるのに」というポストを読んだ記憶があります。途中で継続しなくなるのは、やはり痛いからなのでしょうか。大昔の雑誌の記事で、「切腹の途中で性的に満足してしまうと、途端に切腹する気持ちがなくなってしまう」というような趣旨の記事があったように思いますけど、これは、途中で逝ってしまうからでしょうか。つまり、男性の場合は、切腹し遂げられるかどうかはぴーちゃん次第。最後まで堅かったら大丈夫だけれども、でも大抵、途中で小さくなったり、途中で弾けたりしてしまうので未遂に終わっている……のでしょうか。自分のぴーちゃんであっても、それをコントロールすることは、意外に困難なようです。

それにしても、切腹とは関係なく、女性にそんな器官が備わっているだけでとても扇情的だと感じるわたしはやはり変態なのでしょうか(恥)。日本にもいらっしゃるようですが、海外にはshemaleという男性がホルモン療法や外科手術などでその(主に)外形を女性化した人たちがいます。わたしなんかよりずっと綺麗でスタイルも良い人がいて、とても羨ましいです(笑)。このジュリアナさんなんて、とってもステキですよね。

 こんにちは、利香です。雑務雑務で日が暮れる(笑)。忙しいと、ご飯は外食ばかりになってしまいますし、ティップネスに通ったり、エステに行く余裕なんてありませんから、もうコンディションは最悪です。休みだって、今年はまだ一日も有給休暇を取っていません(くそー)。せめて月給泥棒になってやる、と決心して、職場でこんなの書いていました。うー。